
歴史の街・播磨
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河合寸翁の心『易経』
人類の英知『易経』
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賢人は、人類の英知『易経』を学んでいます。
河合寸翁の心の指針になっていたと思います。
頼山陽は12歳で『易経』を読み終えています。

『易経』は占いと人倫道徳を統合して説いている学問で、
それが英知と云われる所以です。根底に流れる思想、哲学
は自然の摂理を説いています。
中国古典は人間学の宝庫です。四書五経の中で筆頭学問と言われている『易経』ですが、仁寿山校でも教えていました。その『易経』について説明したいと思います。
1)『易』は当初、占いでした。
2)『易』は紀元前12世紀、周の時代に今日伝わる原形がほぼ完成しました。成立してから現在に至るまで、三千年を経ており、中国最古の英知の書です。この時代に生まれたので『周易』とも呼び、その後、人倫道徳の解釈を付加されて
『易経』と呼ばれるようになりました。
3)『経』は織物の縦糸の意。そこから ①すじみち、道 ②人の生きる道 ③天下国家を治める道 ④宇宙を動かしている自然の摂理の道、それを解き明かしたのが「経」です。
4)『易』は『易経』ともいい、儒教の経書の一つです。中国では『易経』を筆頭に『書経・詩経・礼記・春秋』を合わせて五経と言います。(楽を合わせて六経)『大学・中庸・論語・孟子』の四書とあわせ、四書五経として儒教のバイブルとなっています。
5)『易』は森羅万象を網羅しており、百科全書のように哲理・数理・論理・美学・医理・天文・物理・科学・生理・命理・・・・などを包括し、宇宙観と人生観とを合一化しています。
6)『漢書』の「芸文史」に、「易道は深し。人は三聖を更、世は三古を歴たり」と記されています。三聖とは伏羲、文王、孔子です。
7)紀元前2世紀の漢代には、中国の最高の教養書として重要経典の筆頭にあげられました。人間いかに生きるかという思想・哲学の最高の書として位置づけられるようになりました。
8)『義理派』・・・哲学の易をいう。『義』は実践、『理』は道理、原理をいう。
『占筮派』・・・未来を予測する占筮の易をいいます。
9)易の根本精神は『義理派』も『占筮派』も等しく、自然と人は常に一体であるとする明快な、天人合一です。
易の太極図の起源
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皆さんがよく見る太極図は何を根拠に描かれているかご存知ですか?
太極は元気、絶対、創造ですね。
陰陽交わる二元論的(陰・陽)に描かれていますが易は一元論です。太極は創造概念を表すもので、『〇』や『━』で表現します。この陰陽交わる太極図は分化した表現です。
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太極図を一言で言うと、1年間の日陰の変化を記録したものです。
左に8尺の圭(日時計)を立て、1年間を24等分(二十四節気)にし、15日間の日影の伸縮状況を表したものです。
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『易』は自然現象の基本原理に基づいてわかり易く簡単で、宇宙の万物はいつも変化している、恒常的な不変の法則があります。これを「簡易」「変易」「不易」と言い、『易の三義』です。
ですから、『易』の森羅万象の摂理を基にした思考を探求すれば、順う生き方が見いだせると言うことです。
一年には変化する四つの季節があります。 「変易」
この四季が廻り、次の一年も四つの四季があります。「不易」
この摂理は非常にシンプルです。 「簡易」
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留まることがなく、且つ窮することがなく創造(クリエーション)していきます。
中国の太古の人は凄いと思います。昔の賢人は易経を学んでいます。現在は経営に携わる多くの方が学んでおられます。